認知症になった母~なるほど、蛭子能収さんと同じだわ・・・と思ったこと。

 どういう心境の変化なのだろうか・・・。

先日、タレントの蛭子能収さんが認知症になってから、

「ありがとう」と奥さんに言うようになった・・・という記事を読んだ。

そこに

これは認知症の症状のひとつ、と書いてあった。

なるほど・・・。

そういえば、私の母も、そんな感じだな、と妙に納得してしまった。

あれは、どういった心境の変化なのだろうか・・・。

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 大人げない母の話。

私の母も、そういった「感謝の言葉」などを口に出すような人ではなかった。

どちらかというと、文句と嫌味ばかりの人だった。

怒ると非常に下品な事も言うし、

はっきりいって、子供のような人だった。

わがままで、大人げない人。ずっとそう思っていた。

私が子供の時、母と父はよくケンカをしていた。

その時は、ただただお母さんがかわいそう、お父さんはおこってばかり、

などと思っていたけれど、

大人になってから、よくわかった。

あのケンカはほとんど母が悪かったんだなと。

 

母の日に何かをプレゼントすると

それが気に入らない品物だ、と言って怒り出す事もあった。

「こんな物で騙されないわよ」

 

誕生日に何かをプレゼントすると

「〇〇さんちは、子供たちがハワイ旅行をプレゼントしてくれたんだって、いいわね~」

と言い出す。

 

さらには、三年に一度くらいしか両親にかかわらない私のきょうだいが

たまに「旅行券」をプレゼントしてくれた、という時には

私のダンナにむかって

「〇〇(きょうだい)が旅行をプレゼントしてくれたの✨」と

まるで「お前らも何かよこせ」と言わんばかりに言った事もある。

こちらは、毎年毎年色々とやっているのに、三年に一度のきょうだいからの旅行がとても嬉しかったらしい。

それが証拠に

何かのお祝いを母からもらった時に

「はーーー、あげるばっかりで私は何もしてもらってないわ」

と言い放った。

さすがにこの時は、

もらったお祝いを突き返し、大喧嘩になった。

父親が

「何言っているんだ、いつも色々してもらってるじゃないか」

と、とめに入ったが、母は父のいう事など聞かない。

というか、文句を言われると必ず言う

「じゃあ私、もう死ぬわよ!」

この時もそう言い出した。

勝手に死ねよ、と言いそうになったけれど、父が困っているので

やめて帰った。

語り出すととまらないけれど、

まあ、そんな感じの母だった。

 

父が亡くなり、一人になってすぐは、

さらに磨きがかかり、泣いたりわめいたり、本当に「拗らせて」いた母。

正直

母のところへ行かなければならないのが、苦痛だった時もあった。

 

しかし、認知症、と診断されたとたん、

「世話になるわね」

「悪いわね」

「ありがとうございます」

などと、私に感謝の気持ちをのべてくるようになった。

これは、

母の娘に産まれて約50年、物心ついてから、初めての事ではないか\(◎o◎)/!

いったいどんな心境の変化なのだろうか???

 

と思っていたら、「認知症の症状」だったとは。

これはびっくりだ。

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 「認知症になって、やっと夫婦になれた」と蛭子さんの奥さんは言う。

蛭子さんは、前の奥さんとは「死別」だそうで、

今でも蛭子さんは前妻が大好きで、今の奥さんはけっこう寂しかったりしたらしい。

でも、認知症と診断されてから、感謝の気持ちを言葉に出してくれるようになり、

今やっと夫婦になれた気がする、とか。

私が読んだ記事だと、確かそんな事が書いてあったと思う。

 

うちもそんな感じだな、と妙に共感してしまった。

私は、幼児の頃はもちろん、母にくっついていたと思うけれど、

少し大きくなってからは、母と一緒に買い物に行った、という記憶がない。

どこかへ遊びに行った記憶もない。

いちいちうるさいので、洋服などを買いに行く時にも母と一緒は絶対にいかないと決めていた。

また、母も仕事で忙しいので、ついてくるとも言わなかった。

「今日学校で何があったか」などを話すと、これまたいちいちうるさいので、

極力話をしないようにしていた。

そんな母子だった。

 

結婚して、子供が産まれてからは、よく3人で買い物に行ったけれど、

それは母が、孫が可愛くて、私は、人手が欲しかったから。母が一緒にほうが買い物が楽だったから。

なので

子供が大きくなってからは、それもなくなった。

 

父が亡くなり、母が一人になり、車も運転できない身になって、

さらに認知症になって、

今、一緒に買い物に行ったり、

食事をしに行ったり

映画を見に行ったこともある。

それから、二人で旅行にも行った。

当然会話もある。

不思議な事に、この年になって初めて、

なんか中の良い母娘みたいな感じになっていて驚いた。

母は認知症になんてなりたくなかっただろうけれど、

母が、いつもの調子で、

亡くなる寸前まで、昔のような「大人げない」人だったとしたら、

それはそれで、少し残念だったかもしれないので、

今、記憶があるうちにでも「仲良しの母娘」っぽくなれた事はちょっと良い事かもしれない。

蛭子さんの奥さんと一緒だな☝

 

 

母は、どこも悪い所がないので、認知症になったからといって、

今すぐに亡くなってしまうわけではないけれど、

間違いなく、記憶は亡くなっていってしまうわけで、

私の事も忘れてしまうわけで、

この後、どんなに心が折れる事が待っているか、ちょっとわからないけれど、

そこそこ会話が成り立っているうちには、

まあ、楽しく「仲良し母娘」っぽい事をしてみようかな、とちょっと思っていたりする😊

あ、でも母は「あんたと一緒じゃつまらない」とはよく言いますけれどね(笑)

 

それにしても、

この「ありがとう」などという感謝の気持ちを口にするだけで

何かと色々上手く行く事もあるんだな、と改めて思った次第です😊

では✋

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