親が逝ってしまった時。葬儀までの流れ。悲しむ暇もない。
字放心状態でも、忙しい、葬儀まで。
父が逝ってしまいました。
病院で死を迎えた父。
その後は、あわただしく、悲しんでいるヒマもない、とはよく言ったもんだ・・・と実感。
もしもの時の参考にでもしてください。
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決まった葬儀屋があるかどうか。
病院でなくなると、病院専属の葬儀屋さんが、体をきれいにしてくれます。
そして、家、もしくは直接葬儀場で預かってもらうなどという事を決め、その場所まで送ってもらうのですが、
この時、決まった葬儀屋さんがいなければ、病院指定の葬儀やさんが請け負ってくれます。
私の家は、父が互助会に入っていて(サンライフ)葬儀屋が決まっていたので
まずは、そちらに電話をして、事情を話し、引き取りにきていただきます。
これが、かなり待ちました。
父をきれいにしていただき、それが終わるのが9時半。
その後、引き取りに来てくださったのが10時半。
もしかしたら、病院指定の葬儀屋さんにお願いしたほうがよかったかもしれないです。
何もすることもなく、かなりぼーっとした時間を家族で過ごしました。
サンライフさんが到着すると、裏口に案内されて、父は裏口から出て行きました。
こんな出口があるなんて知りませんでしたので、衝撃でした。
母だけが、父と一緒に車に乗る事ができ、残った私たちは、普通に車で帰宅です。
家に戻ってきたら。
亡くなるハズではなかったので、父の家はとてもちらかっていました。
これを家族でせっせと片づけて、父を家に運び込んでもらいます。
狭い実家、かなり大変で、男手が必要でした。
この時に、お線香を置く机と、お線香、マッチ、渦巻き型の12時間くらい持ちそうなお線香、ろうそく、お団子をつくる粉などを置いて行ってもらえます。
何の説明もなかったのですが、
お団子の粉。
お団子を作る、という事を知らなかったので、お焼香に来てくれた近所の人が気づいて、自宅で作ってきてくれました。
それから、茶碗にごはんをてんこ盛りにし、箸もさしてお供えします。
これも近所の方が用意してくださいました。
ご飯なんて炊いてなかったのでありがたいです。
枕花もないと寂しいです。
これも近所の方が用意してくださいました。
家族は、もう、かなり無力です。
我が家は、母が「怖い」というので翌日には、葬儀場に父を預かってもらうことになりました。
これは、ちょっとかわいそうなのですが、色々と心配ごともあるので、父には我慢してもらうしかなかったです。
その時に、「葬儀打ち合わせ」もします。
時間を合わせて、また翌日葬儀屋さんがきてくれることに。
その後は、訃報を聞いた近所の方たちがたくさん訪れます。
お茶を入れ、お茶菓子を出し、と、かなり忙しいです。
母は弔問客のお相手をするので、必然的に私が台所に詰めてお茶を出すことになります。
この日、私は娘に「何もすることがないので仕事にいっていいよ」
と言っていたのですが、後悔してしまいました。
父を家に入れるには男手が必要でしたが、その後は女手もかなり必要です。
お茶もすぐに底をつきてしまいました。
ダンナに買い物を頼みました。
合間を見て、親戚に連絡をします。
父は生前、「誰にも知らせなくていい。葬式はみやこと○○(私の娘)とちびたち(私の孫たち)だけでいいから」
などと言っていたので、家族でどうするか話をし、
けっきょく「きょうだい」が
「親戚に知らせないわけにはいかないだろう」という事で、順次連絡をすることになりました。
比較的近くにいる親戚は、駆けつけて下さいました。
どなたももうご高齢なので、駅までのお迎えも私の仕事となりました。
やっと、この日初めての食事となる「夜ご飯」の最中にも、お焼香に来て下さる方がおり、なんとか落ち着いたのは夜の8時過ぎ。
あわただしい1日が過ぎてゆきました。
本当に、悲しんでいるヒマはあまりありませんでした。
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翌日、家からの出棺。
翌日10時に葬儀屋さんが来て、父は家を後にします。
近所の方がお見送りに出て来て下さいました。
慣れ親しんだ家、次に帰ってくる時は、お骨になってからです。
泣けてしまいました。
葬儀場で安置していただき、お参りをし、その後は「通夜・葬儀の打ち合わせ」です。
葬儀の打ち合わせ、気を付けること。
10時から始まった打ち合わせが終わったのは2時半です。
途中で眠くなってしまい、困りました。
母はうとうとしていました。
とても大事な事なので、まりに長くなるようなら、休憩時間を少し挟んでもらったりすると良いと思います。
本当に、「お任せします」といってしまいそうになるんです。
遺族は疲れています。
昨夜、寝れた人は誰もいないはず。
この葬儀の打ち合わせは、かなりキツい作業となります。
眠気覚ましのガムとかが必要かもしれないですよ。
これ、ほんとです☝
おおまかな金額はこの日にわかります。
父の葬儀は、この日から4日後に決まりました。
父のエンディングノートには
「葬儀は家族葬で」と書いてあります。
しかし、この打ち合わせの時に、家族葬と普通の葬儀、食事代を除くと金額的には大差ないという事がわかりました。
「行きたい」といってくださる方がたくさんいるのでそれならば、もう、普通の葬儀にしてしまおう、という事になったのですが、
今、「家族葬」をご考えの方、家族葬といえど葬儀はとてもお金がかかります。
私も父の葬儀を通して、自分の時の事をよく考えておかないと、という気持ちになりました。
それにしても疲れました。
家に帰ったら、今度は、葬儀の日にちを親族にしらせなければなりません。
お花の手配もしなければなりません。
ありがたい事に、父にお花を出してくれる方がたくさんいました。
なので祭壇は、本来よりもずいぶんと立派なものになりました。
遅いお昼ごはんは、コンビニ弁当を、作業をしながら食べました。
人が亡くなるって大変です。
この記事は、私の備忘録です。
読んでくださった方、ありがとうございました🙇
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